「商いの心」

亡き父の遺言書。それは自筆で巻物にしたためられていた。見事な筆致。内容は「プロ意識」、「顧客第一」、「報連相」、などを我々に説いた。

父は戦時中、連隊長の秘書をしていたおかげで、所属部隊は玉砕したが、一人きり最後の連隊員として生き残った。だから、書に対して特別な思いがある。戦死した実弟、戦友たちの分まで生き抜いた。

© 2025 阿部写真館 徳島本店,大阪本町靭公園前店,茨城プレイアトレ土浦店