ここは香川県三木町。北には屋島が見える。この「蓮池」は香川県のため池14600か所の中でも、かなり大規模だ。そして落差も一流。周辺の集落から20m以上高いところに堤がある。素人目に見ても、近隣住民にとっても、この高さに堤があること自体、自慢できそうだが、下から見上げればかなり恐怖だ。
注目したのは、池の堤防外周に沿って、延々とお地蔵さんを並べた姿。いや、よく見ると菩薩像。これは当然、過去の水害を連想させる。そして人柱をも想起させる。近くの石碑を読んでみた。台風による水害で、昭和61年に堤防は決壊。この災害時、『御石塔が流されたにもかかわらず、住民は助かった。これは身代わりとなった石塔のお陰』。それ以降手厚く祀ることになった。復旧作業の技量と、組織力の勝利だった。

お地蔵さんが堤全周に並ぶ。一種異様な光景。人柱を弔うものでは?とも思ったが

手厚く祀られている。
