「あなた」 作者...AKO
遠くに聞く雲の音
心は音が聞こえません
風がそっと頬を撫で
心にそっとつぶやいて
無口なあなたをわからない
靴下に穴が開いています
黙ってポイと脱ぎ捨てる
黙ってポイと脱ぎ捨てる
わたしの心の風穴は
紡ぐ糸さえわからない
それでも
それでも
いつもあなたがいればいい
遠くに聞く雲の音
心は音が聞こえません
「便り」
時々思うんよね
人間ってさ
生まれたときからずっと
何かに向かってる
いつも目標とかアテとか求めたりしてるようで
誰もかれもみんな行き先は同じ
最近疲れたのかな
「生きてる」ってことに
いつもじゃないけど
「だるいな」って感じ
でも
息することやめへんから
また朝が来る
腹も減るから飯食う
人が話しかけてくれたら
嬉しくなって返事する
沈黙がたまらなくなって
くだらん事喋る
・・・・・・
一人でないから生きている
生きているから一人ぼっちはイヤだ
何かをしたいが
何も出来ない
出来ない自分が情けない
偉そうな事いってる自分が
恥ずかしい
一日を生きるというのは
本当に難しいね
...........................................AKO
ご紹介した詩の作者は私の同級生で、ときどき詩を送ってくれる。こちらも写真集を贈ったり。そんな仲です。読んでくれてありがとう。