田中英道先生「日本国史学会 講演」を聴いて

田中英道先生は折口信夫(おりぐちしのぶ)の愛弟子。お二人とも文化人類学、民俗学の始祖である柳田國男直系の遺伝子を受け継いだ学者です。日本という国のカタチを解き明かした偉大な恩人です。

田中英道氏の講演抜粋メモを以下お届けします。非常な長文になりますので、いくつかの要点だけに絞って書き記しました。学説には必ず反対意見もありますが、今回のご紹介に興味・疑問などを持たれた方は、歴史学会などの学説に当たってお調べいただければ幸いです。

 

①神武天皇より古い時代を徹底調査した結果、邪馬台国はなかった。

 日本の縄文遺跡が後の朝鮮、中国で発見された。これは大陸伝来説の真っ向反論です。中国大 陸よりも古い文明がすでにあったことを示す。

➁縄文時代はなんと16500年前から存在した。三内丸山遺跡にその証拠あり。

 戦乱のない高度な文明がすでに列島にあったことを西欧は認めていない。我こそ最古の文明で あるという主張でしょうか。大陸の騎馬民族が20万人押し寄せてヤマト民族を滅ぼしたとする 説もあるが、これは正確ではない。同化したとする考え方のほうが考古学上有力である。

➂我が国最古の三大神宮のうち、鹿島神社茨城)、香取神社 (千葉 )。

 この二ヶ所は武神を祀る神社であり、伊勢神宮の祀る天照大神。これを守る武神として同時期 に建てられた。

④神社にはそもそも社(やしろ) はなかった。後の仏教伝来の影響で後から建てられたもの。 つまり紀元前2600年以前から、八百万の神々が祀られていたことを示す。

➄「日の本」とは関東のことを指す。

我々の学んだ歴史の教科書には、関東から北は未開の土地であったというが、その定説が覆さ れ、④に示されるように、れっきとした文化文明があったということ。

以上、いささか意味不明な表現もありましたことお許しください。我々はより深く歴史を知ることで自らの立ち位置が鮮明になり、これからの進むべき方向をも指し示してくれるように感じております。

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