いまさら英会話教室で学ぼうと入学はしてみたけれど、三か月も経たずに挫折した。読むことは好きなので、今まで通り〈引きこもり老人〉と言われようが、対訳付き英語本と仲良くすることにした。
しかし開き直ると見えてくることもある。
「そもそも翻訳しやすい正確な日本語を話すこと」
つまりは自らの置かれたポジションを、英語のように客体化することで翻訳機に掛かりやすくする。村上春樹の作品などはその典型です。
春樹の例文ではないが、"私は迷子になって困っている"
これを英訳すれば、"I am lost."となる。「私は見失った」のではない。直訳では意味不明。
また、日本人は習慣的に、主語を省略してしまうが、多民族国家の言語はそれを許さない。
これも米語の良さでしょう。