ルシア・ベルリンⅡ

ルシア・ベルリン の 小説 は 帯電 し て いる。 むきだし の 電線 の よう に、 触れる と ビリッ、 バチッ と くる。 読み手 の 頭 も それ に 反応 し、 魅了 さ れ、 歓喜 し、 目覚め、 シナプス 全部 で 沸き たつ。 これ こそ まさに 読み手 の 至福 だ。

ー短編作家リディア・デイビスの評論から一部転載ー「ルシア・ベルリン. 掃除婦のための手引き書」講談社. Kindle 版より。

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「掃除婦の手引書」を読んでいると、次から次から汚い、相手を罵倒するような言葉が出てくる。しばらくすると、それらが一定のリズムを伴っていることに気付く。

息子 の 証言 は こう 続く ─ ─「 わが家 の 逸話 や 思い出 話 は 徐々に 改変 さ れ、 脚色 さ れ、 編集 さ れ、 しまいに は どれ が 本当 の でき ごと だっ た か わから なく なっ た。 それ で いい、 と ルシア は 言っ た。 物語 こそ が すべて なの だ から、 と」。

ールシア・ベルリンの息子の証言より引用ー

これらの短編集は、ある意味ウィット、皮肉に富んでいる。それを綴るために彼女の生涯をかけているとも言える気がする。英米文学はやはり根底に人種問題が流れている。

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