ギリシャの色

先日は土地の風土と色について述べた。フランス西海岸ビアリッツの色を観ていただいたが、今日はギリシャ・アテネである。出かけたのが12月。温暖な気候で冬がない。アテネの高台から街を一望する。思わず息を止めたくなる。静かに舞い降りる砂嵐が、街全体を遺跡のように染めているからだ。

アフリカから飛来する砂嵐は、我が国の黄砂よりひどい。「紅い砂」が街を遺跡のように飲み込んでいく。行政が清掃するのだろうが、追いつかない。そして慣れない旅行者は、必ず喉が痛くなる。街を歩くときは、積もった砂に足を取られないように。

赤い砂が 街全体を覆う。12月

次に紅砂が飛んでこない、エーゲ海に浮かぶロードス島。これほどまでに空気感の違いがある。

ロードス島の港付近

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