アンリ・カルティ・エブレッソン

ブレッソンの肖像(写真の出展元はこちらhttps://papacame.com/

「ストリート・カメラマン」は写真のデジタル化の中で置き去りにされようとしている。決してオーバー表現ではない。皆さんに少しの勇気があれば、カメラを持ち出し街頭に立って他人にカメラを向けてみてください。即警察に通報されるかもしれません。

昔話で恐縮だが、私も街歩きしながらスナップカメラでパチパチ。自分の住む町にあっても楽しい発見の連続だった。今の世の中、街角で気軽にカメラを出してファインダーを覗けば、途端に拒否反応に遭うだろう。著作者であるカメラマンの権利などない。たまたま写り込んだ他人の肖像を勝手にS.N.S.にアップしようものなら、〈肖像権〉の侵害で撮影者が訴えられても不思議でない。いくら他人の著作物であっても肖像権が優先する。欧米、中韓などは公共のスペースに監視カメラ網が張り巡らされている。日本でも駅・空港・高速道路など知らない間に写されている。おまけに携帯の位置情報は本人が拒否しようが通信会社は把握している。いずれ位置情報と住基カードは紐付けされるに違いない。コロナ感染特定対策の観点からも必要になってくる。

マドリッド①

マドリッド➁

マドリッド➂

マドリッド④

マドリッド➄

マドリッド⑥

さて表題のブレッソン。パリの街角を写し、その撮影技術から生き方に至るまで写真家の目標になっていた。写真家・土門拳はその筆頭であろう。

© 2024 阿部写真館 徳島本店,大阪本町靭公園前店,茨城プレイアトレ土浦店