分子生物学者として活躍される方ですが、フェルメール研究の第一人者としても有名。あるコラムから氏の名文をご紹介する。
(以下、月刊誌VISA七月号より一部抜粋)____________________________
フェルメールの絵はどれも思っていたよりもずっと小ぶりだった。それでいて光の粒立ちあふれ、日常のさりげない人々の一瞬が写し取られていた。そこにはまるで写真で撮影したかのような公平な明暗の移ろいと、正確な空間の奥行きがあった。
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今年もまたフェルメールの絵が来るという。かつて上野の森で長蛇の列に並んだことが懐かしい。今度はメトロポリタン美術館からやって来るらしい。