本名は王 震緒さん。台湾国籍のまま日本で学んだ。直木賞を受賞した彼の小説、「僕が殺した人と僕を殺した人」。一目でミステリーと思いきや、その予想は外れた。毛沢東と蒋介石が戦った時代が描かれていて、別の意味でも興味深い。またこれほどむつかしい漢字を駆使できる中華人が羨ましくもある。
台湾出身で「彼岸花が咲く島」の著者:李 琴峰(第165回芥川賞)さんを思い出す。
この本を読めば本省人と外省人の争いも、よりリアルに知ることができる。
間違いなく彼らが世界の中心になるかもしれない。
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