239万部を売り上げた「火花」以来、久々に彼の新刊が出た。新作小説を期待していたがエッセイ集のようで少し残念。
ご本人がインタビューで語っていたが、新書版には表紙絵カバー下に、別の挿絵が描かれているらしい。残念ながらKindle版を購入してしまい、反省している。
作中、ご自分の姿を実に巧みに自虐的に表現した一文を見つけたので以下にご紹介する。
阿呆 の 膜 の なか で 無 呼吸 の 自由 演技 を 続ける。
又吉 直樹. 月と散文 (単行本) (p.5). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.