雁(がん)

昔から雁は北へ渡る旅に出るとき、口に木の枝をくわえて飛び立つとされていたが、つい今までそれを信じ込んでいた。これは伝説的な話で、実際は風説、逸話である。人々が自然を尊び季節の変わり目を教える教訓なのだと、今さらながら知る。どうしてあの大きな体躯を一本の枝で支えられるのだろうと不思議に思っていた。今朝、北へ渡りそびれた雁の番が、用水路で体を休めているのでカメラを向けようとしたが、あっという間に飛び立った。なかなか街中では撮れない。

下の写真はミサゴだろうか。

2001年4月15日の撮影

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