過去12回開催した"ABE PHOTOGRAPHY"社員限定の自由応募型写真コンテスト。賞金付き。LINE上の応募という実験的なものだったが、私は審査側に回りスタッフの実力を計る機会を得た。応募側にとって審査基準を明確にすることが重要と考え、
以下の審査基準ポイントを掲げて競い合った。
①構図の美しさがあるか
➁光をコントロールしているか
➂トーンのコントロールができているか
④第一印象、インパクトはあるか
➄プリントの色調は整っているか
⑥他にない斬新さはあるか
⑦芸術性を感じさせるか
⑧テーマはしっかりしているか
⑨物語を感じさせるか
⑩人間愛はあるか
〈コンテスト結果総評より〉
私は評論家を気取り「画題・テーマを先に決める」と、ここで口酸っぱく語ってきました。
そのお陰か?少し理解が進んできたようです。二年間を振り返ると、このコンペで年間グランプリを
皆さんの中から選ぶのは非常に困難ですが、写真そのもののインパクトはサブちゃん、夏井君でしょう。
画題(タイトル)表現は尚子さんが光っております。皆さん次代の作家を目指して、めげず、たゆまず、あなどらず、なお一層の精進を期待しておきます。
写真=真実を写す? (誰がこんな翻訳をしたんだろう) Photograph=光画=光の絵 写真を撮る⽂化は欧⽶⼈から⽣まれた。 写真を撮る=Camera Shooting=何かを射抜く、奪い取ること。 つまり彼らは⼸を射るのと同じ感覚で製作、表現している。 ⼀⽅、⽇本⼈は「俳句」に代表されるように、そのものを語 らずして、そのものを描く⽂化を持った⺠族です。 “Cool”なんです。 とことん”Cool”に⾏くか、欧⽶⼈を凌駕するような「射る」感 覚を持つか。それはあなたの⽣き⽅に通じます。