この撮影での使用機材はNIKON_Z-50。<カメラ内合成>の手法解説です。
日本メーカーの優れた技術力をもってしても、いまだ「見たまま」をカメラで捉えることはできない。それは人間の眼を作ることが出来ないからです。肉眼の能力は無限です。
- 感色性(カメラで表せない色彩も感じる能力)
- 許容度(眩しくても、暗くても目が慣れてくると見える能力)
- 演色性(どんな色合いの光源下でも、正確な色を捉える能力)
写真①はカメラ内合成の結果(月が二つ写っている。撮影は4月27日の18:57頃。月齢は15.2)
肉眼では空は上のように明るく見えたが、ダイナミックレンジの狭いカメラでは写真➁のように写ってしまう。ということで写真①のように明るく空を写しておいて、下の月だけを合成した。
カメラに搭載されているソフトで2枚合成した結果が写真①。月は2つもいらない。Photoshopで消すか、トリミングすれば完成です。
もし興味があれば"PhotoShop CC"で「比較明合成」を試すこともいいでしょう。