再びヘミングウェイ「老人と海」

ハードボイルド&ラブロマンスと戦争をテーマにして、一躍有名人になった彼。中でもノーベル賞受賞を決定づけた作品。これで三度目の読み直しだが、気づくことも多い。登場人物は老人と少年、そして獲物の大魚だけ。読み始めの頃は「」付きの会話文もちりばめられているが、徐々に地文とも独り言とも区別がつかなくなっていく。おかげで読者はどんどん物語の世界に引き込まれていく。実に巧妙だ。

 

訳者も数人いるが、高見 浩訳が好きだ。1952年の出版。ヘミングウェイはちょうど石原慎太郎と同世代です。戦争に傷つきながら何かを探し求めた。彼の最後は猟銃の暴発によって死亡とあるが、自殺説が濃厚だ。

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