表題の「道・・・」は(さとり)と読む。
水上勉著「一休」を読み進めていて、こんな記述に出会った。修行中の一休と尊師謙翁の禅問答の場面に目が止まった。
「道はただ自己を汚さぬことなり」
「何が汚れかと問へば、生死の心を起し、何かをなし何かのためになすなら、それすべて汚れなり。あたりまへの心なるが道なり」
禅で語られる「なにもないそれ」に通じる教え。
これについては以前に述べた。→https://abephoto.co.jp/post-8885/
この著作は時代も古く文字や文脈、その表現も読みにくいが、斜めに読み流している。