Synology社は台湾のNAS(Network Attached Storage)メーカー。同社のポリシーは明確。
「企業レベルのストレージ機能を、スモールビジネスユーザーや個人ユーザー向けに展開する」
並みいる欧米企業を抑えて、世界シェア2位のネットワーク・ストレージメーカーに成長している。そのサービス分野は拡大を続け、いよいよCLOUDやWi-Fiルーターに進出してきた。
https://www.synology.com/ja-jp/products/series/home
弊社が撮影からプリンターまで一貫してデジタル化したのが1999年。やがて25年の歴史を迎える。当初はカメラからプリンターまでの一貫した色管理が上手くいかず苦しんだが、もう遠い昔のことのようだ。次に、日々膨れ上がる膨大な撮影データをどうするかという課題が押し寄せる。高価なサーバーシステムを導入したが、それでも膨れ上がっていく。そうこうするうちに”CLOUD”の時代がやってきた。これはデータ共有保管の終結点だろう。まだ現在のところデータ運用するには、アップダウンに時間がかかりすぎる。5G時代が待ち遠しい。
運用も難しい高価なサーバーは、いつの間にか不要になり、サブシステム(データ運用管理)としてSynologyに絞った。2015年モデルから10数台も動いている。
たった一つ気になることと言えば、中国資本の介在である。「華為」の息が掛かっているのではと不安もある。