暑さど真ん中。なので寒い国の話しをさせていただきます。
冬のドイツは厳しい寒さ。広場を歩いていると、履いている靴まで凍るほど。地面は人混みで踏み固められアイスバーンになっていく。スケーターになった気分。滑り止めのカンジキが必要だ。
市場で人気のホットワイン。これには行列ができる。飲まなければ凍えてしまうから。僕も紙コップに二杯も飲んだ。それほどに美味しかった。帰国して同様にワインを温めてみたが不味くて飲めたものでなかったが。
現地ではこのクリスマスを待ち焦がれて氷点下の街に繰り出す。普段は質実剛健な彼ら。自らの仕事に誇りを持ち、決して妥協しない国民性。そんな彼らがクリスマスになると街に繰り出す。街中が居酒屋状態。厳寒の戸外で語り合うことを何よりの楽しみにしている。実に質素だが素敵な国民だった。