阿部浩之会長の写真コラム

「瀬戸内寂聴と 田中 慎 弥の対談」

集英社刊「共喰い」(2013)のあとがき対談「書き つづけ、 読みつが れる ため に」に寂聴さんの本音が語られていたのでここに抜粋紹介します。 (田中)   小説 を 書く ため に、 です か。 ...

ことばあそび(4)

連れ添って数十年。ふと何か思い出したのだろうか、妻は夫に訊く。 「あの時あなたは結婚しようって言ったよね」 (だから私はその気になったのよ) そう言いたいのだろう。このごろ妻は、なにか苛ついているのか ...

ことばあそび(3)

この句もなかなか意味不明な迷句でしょう。自分のお気に入りでもあるが。 日々眠りと共に死に、翌朝、新たな自分として生まれ還わってくる。 毎日が(生きていてよかった)と言える日々を送りたいものだ。

ことばあそび(2)

この句は、結婚する二人へ送る「皮肉」になるかもしれない。 二人はなかよく手を携え「同じ道を歩んでいく」というのは幻想。そう言いたかったのはわかるが、なんと意地悪な言い回しだ。この言葉遊びは20年ほど前 ...

ことばあそび(1)

描画ソフトを使ってマウスで描いたたどたどしい文字だが、少しお付き合いください。 カテゴリーはなんでもいい。浮かんだキーワードを軸に、詩それとも、短歌なのか、自由律俳句?にしてみました。 言葉をギリギリ ...

ShortStory "使い道のない時間"

列車から降り立つと、彼は得もいわれぬ開放感を感じる。 この写真は記憶ではJR東海本線の関ヶ原辺り (こんな時間に駅に降り立つのは久しぶりだ) ここを起点に大阪までふたりでヒッチハイクした遠いあの頃を思 ...

田中慎弥著「共喰い」

だいぶ周回遅れだが、いまさら彼の芥川賞受賞作を読んだ。 その新鮮な文体はどこからきたのだろうか。ストーリーを読ませると言うより、日本語の使い方、配置、それらに流れる耽美的な世界が現れてくる。谷崎潤一郎 ...

懐かしの愛車(3)

イージークラッチという聞きなれないトランスミッションを装備したこの車、活発に走るには多少使いこなしの技が必要だった。ポルシェのイージー・クラッチに乗っているつもりで操れば気分は最高。ハッチバック好きの ...

父の愛機(5)

リンホフ・スーパーテヒニカ。これは伝説のカメラ。大型カメラでありながら距離計連動機構を持っている。ただし、いちいちレンズ交換のたびに、レンズごとの連動カムを入れ替えねばならない。ファインダーのパララッ ...

父の愛機(4)

この”ローライフレックス”もよく使い込まれている。これが父の一番長く付き合ったメイン機なのかもしれない。これをマミヤ製作所が真似て作った”マミヤコード”も確かあったはずだが、どうも遺品の中には見当たら ...

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