世界の名演説

先日の安倍首相「緊急事態宣言延長」会見は良く練られ国民への感謝を盛り込んで、完璧でした。しかしいま抱える国民の不安には全く答えていない。本心を語っていないから伝わらなかった。レームダック状態に成り下がったと感じた。(本当に語りたいことは墓場まで持っていく)つもりなのか。また憲法の不備という十字架を背に辛かったからなのか。

かつて安倍首相の名演説と言えば、インド国会演説「二つの海の交わり」(平成19年8月22日)。議場はスタンディングオベーションの嵐。またアメリカ議会両院でも同様でそれは起こった。YouTubeでは10年以上経過し削除されているようだ。外務省HPで映像でなくテキストで公開されているのでご覧になってはいかが。→https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/19/eabe_0822.html

世界を動かした名演説の数々は、その後の歴史に影響を与えた。若者に最も影響を与えたスピーチはスティーブ・ジョブズ"Stay Hungry Stay Foolish"に違いない。

しかし最も歴史に影響を与えた名演説はマーティン・ルーサー・キング牧師の演説。その全文は米国大使館日本語ページに掲載されている↓

https://www.youtube.com/watch?v=eQ6q2cnVXqQ

https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2368/

世界は素晴らしい。ところで、自分の弱点のひとつはスピーチ。結婚披露宴の祝辞など最も苦手科目。若い皆さまは、是非とも今から学んでおくべきでしょう。

米国の広報活動は徹底している。多民族国家の広報・情報公開はやはり一流。1963年の牧師の演説をきちんと海外にも発信している。日本にも国務省、いや内務省を復活してほしい。

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