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「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」
村上春樹作品を読んで小説作法をまとめてみました。 (自画像 長野・上田にて) 「比喩」が上手い。絶えず表現を磨いている 英文翻訳を意識している 文体と言えるものはない。簡潔そのもの 言い方を変えて三度 ...
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クロスバイク
登山口から2km地点マーカに差し掛かると、彼はいつものようにリアギアを3速に落とす。ここまでの市街地平坦路では6〜7速を使う。起伏はなだらかで頂上まであと1km。気温は15度。理想的だ。一帯は 野鳥の ...
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自作写真集「まほらま」を紹介
1976年、衝動的に住処を離れカメラだけを持って旅に出た 目的地は決めなかった 厳しい寒波、地吹雪と冷たい雨にさらされ、着ていたコートは凍り付いた 石見では暖をとるため 駅前の酒屋に飛び込んだ すでに ...
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「来世はきっと」自作ストーリー
(ハンガリー・ブダペスト王宮修道院前で) 少女は歩き始めた頃から蜘蛛が嫌いだった 物心がつく三歳の時のことを彼女は鮮明に覚えている ひとりでトイレに行けることが嬉しかったその日 ようやく便座によじ登り ...
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「Bar CREVA」--自作小説の一節
今から40年以上前の出来事だ。アルバイト先のバーの先輩で中井との出来事。同じバーテン仲間。実は彼の運転で事故った時、助手席の僕に再び、あの瞬間停止が起こったんだ。その前に『バー・クレバ』のことを聞いて ...
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名著紹介「保守の神髄」 西部邁 左翼的考察
歴史的名著紹介です。氏は日本を代表する知識人・言論人でしたが、妻に先立たれて後に、ついには自ら命を絶ってしまった。出版社の担当者が自殺幇助罪で検挙される騒ぎもありました。以下にこの絶筆となった名著の核 ...
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Poem作品紹介
「あなた」 作者...AKO 遠くに聞く雲の音 心は音が聞こえません 風がそっと頬を撫で 心にそっとつぶやいて 無口なあなたをわからない 靴下に穴が開いています 黙ってポイと脱ぎ捨てる 黙ってポ ...
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皇室撮影における注意点
業務上の話をしよう。当社の支店クレメント写真室には時々皇室の方々が お越しになられる。撮影できることはとても名誉なことです。 そこで簡単な撮影マニュアルをご披露します。当たり前のことが並んでいます。 ...
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カリール・ジブラン著「 預言者」より
あなたの子供は、あなたの子供ではない 彼等は人生そのものの息子であり娘である 彼等はあなたとともにいるが あなたに屈しない あなたは彼等に愛情をあたえてもいいが あなたの考えを与えてはいけない 何故な ...